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音楽、本、映画など

40代で婚活を始める前に読みたいおすすめ本4冊

 平成27年国勢調査の結果では、40代の未婚率は男女合わせて「22.4%」。40代の4〜5人に1人は未婚者という計算です。

 これって感覚として感じてるよりも意外に多い気がするけれど、下記リンクの「人口等基本集計結果」によると

統計局ホームページ/平成27年国勢調査/調査の結果

 40〜44歳の未婚割合は24.6%、45〜49歳の未婚割合は21.0%と書かれています。

 今の40代って、生き方に対する多様な価値観が広がったパイオニアのような世代であって、「選んで独身」という人たちもこの中に結構いるのかなと思います。

 一方、お見合い文化の衰退なんかもあって、結婚したくても機会がなかったという人たちも、ある程度増えてしまった気もします。

 今日はそんな結婚の機会がなかった40代の自分が、婚活する上で役に立ったと思う本を紹介してみます。(男性向けです。)

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目次

 

気持ちが前向きになる本

モテる技術 (ソフトバンク文庫)

モテる技術 (ソフトバンク文庫)

 

 この本には出会いに関して山のような具体例が書かれているのだけど、正直書かれている実践的な内容は、ほぼほぼ役には立たないと思います。でもとにもかくにも自分に自信を持って、前向きなマインドになるためには最高の一冊。最初から最後までとにかく励ましてくれます。

 まずは自分で第一歩を踏み出さないことには何も始まらないのです。

 

全体的な流れを確認する

モテの真実

モテの真実

 

 この本の中にはこれといって特筆するような部分はないのだけど、出会いから交際まで一通りの流れがわりと詳しく解説されているのが良いところ。理屈から入るタイプで、なんでもかんでもマニュアルがあったほうが安心な人におすすめ。

 

なぜ婚活するのかを考えてみる

すべてはモテるためである (文庫ぎんが堂)

すべてはモテるためである (文庫ぎんが堂)

 

 タイトルからは想像できないけど、意外にまじめな一冊。文庫版に追加された部分がとても良いので、初版で読んだ人も読み直す価値があると思います。

 筆者は言うには「大人になるということは、もう人生残り少ないのだから、なるべく他人を幸せにしたいと思うことだ。」

 生まれて20年間は子供時代で、次の20年間は独身生活。そしてこれからの20年、一体自分はどう生きていきたいのかと考えてみた時、この言葉は結構心にストンと落ちました。

 長くひとりで自分のためだけに生きてきたけれど、今度は人を幸せにしてみたいと思うから婚活をする。そういう気持ちを忘れないようにしたいです。

 

人を幸せにするってどういうこと?

すぐそばも幸せにできないで。 - 半径5メートルのレシピ -

すぐそばも幸せにできないで。 - 半径5メートルのレシピ -

 

 でも長く独り身だったせいで、人を幸せにするという事がどういう事なのか忘れてしまったのならば、この本を読んで、復習してみるのがいいのかもしれません。

 相手が大切にしているものを大切にすること、「信じる」「許す」「愛する」は無条件が前提であること、などなど。いつも心に止めておきたい考え方がたくさん書いてあります。

 ついつい忘れがちになってしまうので、暗記するくらい読んでおきたい本。

 

 以上、婚活に役立ったと思う本4冊でした。他にも40代限定に向けた婚活本なども読みましたが、個人的にはあんまり大したことは書いていないと思いました。

 外見や行動についてのマニュアル的な本よりも、まずは内面を見直すことが自分としては婚活の第一歩かなと思います。

 あとは大人の恋愛映画なんかをたくさん見るのも良いかも。

たゆくらレコード大賞2016

 2月にもなって今さら感は多々ありますが、今日は2016年に発売されたアルバムで、よく聴いたものを賞形式で発表します。

 どうでもいい記事ちゃ記事だけど、個人的にブログの楽しみの1つは人様の音楽なり映画なりの趣味嗜好をのぞいて、時々新しい発見ができるところだと思うので、臆せず投稿します。ちなみに一般的な嗜好からはかけ離れています(笑)。

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最多再生回数賞 Over and Over / Goo Goo Dolls

 うちの2016年のiTunes再生履歴で1番再生回数が多かったのは、ポップなオルタナロックバンド、グー・グー・ドールズのニューアルバム1曲目"Over and Over"でした。そんなにハマった記憶はないのだけど、気分が明るくなるアルバムだったからか、いつのまにか聴き込んでました。

最優秀ブルースギタリスト賞 Jeff Healey

 2016年は優れたブルースギタリストのニューアルバムが多くて悩みましたが、没後8年目にしてまさかの全曲新作のニューアルバムを出した、ジェフ・ヒーリーを選出。ブルースロック調のメロディラインと情熱的なギタープレイに久しぶりに熱くなってしまった。

 YouTubeリンクは在りし日のジェフ・ヒーリー。マーカス・ミラーとオマー・ハキムのキレキレなリズム隊も含め凄まじい演奏です。

最優秀ブルースアルバム賞 Blue&Lonesome / The Rolling Stones

 2016年発売のブルースアルバムでよく聞いたものはいくつかあって、それぞれ全然違っているので1番を選ぶことは不可能なのだけど、テクニカル的なことではなく生き様からにじみ出るブルース感という意味でまあ圧倒的かなあ、と。

 ちなみにノミネート作品は以下です。

  • I Still Do / Eric Clapton
  • Heal My Soul / Jeff Healey
  • Let Me Get By / Tedeschi Trucks Band
  • Dig in Deep / Bonnie Raitt
  • God Don't Never Change : The Songs of Blind Willie Johnson / V.A.

たゆくら協会選奨 The Ghosts of Highway 20 / Lucinda Williams

 ルシンダ・ウィリアムスの楽曲は何といってもギターの音色が良い。このアルバムは全体的に暗くてアンビエントなトーンではあるけれど、YouTubeリンクでいうと3分過ぎのところからのギターの音色が好きで好きで仕方がないです。

最優秀新人賞 黒木渚

 私が知らなかっただけで別に新人ではないのだけど、2016年に知ったアーティストってことで、選出してしまいます。ラジオで流れてた「骨」「アーモンド」あたりから入った感じですね。2016年にいちばん頭の中をリフレインしたのはYouTubeリンクした「ふざけんな世界、ふざけろよ」かも。「チクショー、チクショー、ふざけんな」って。

 

たゆくらレコード大賞 「道」 / 宇多田ヒカル

 すみません、最後だけベタで。でも普通に考えて2016年はこれでしょ?「二時間だけのバカンス」も甲乙付けがたいくらい良い歌です。まだ買ってない人は買いましょう(笑)

 

今回の記事で触れたその他のアルバム紹介はこちらです。

tayukura.hatenablog.com

この世界の片隅に自分の居場所を見つけるということ

 映画「この世界の片隅に」を観てきました。でも紹介文や感想文を書くつもりはなくて、あくまでこれは自分向けのメモです。少し気持ちの悪い内容だけど(笑)、これが12月現在の自分の最大の関心事なので。

 ◇ ◇ ◇ 

 主人公のすずさんは、自分と家族だけの小さな世界に住む純朴な女の子だった。

 外の世界と無関係に、小さな世界の中だけで生きていくのも別に悪いことではないと思う。

 でもすずさんの生きた時代はとても過酷で、暴力はそんな小さな世界にだって否応なく踏み込んできてしまう。

 踏み込まれてもなお自分だけの世界を守れる強い人もいるけれど、すずさんはそうではなかった。

 自分を取り巻く、嫌なこともたくさん起きるこの世界を受け入れて(それは彼女の望むことではなかったけど)、その上でその広い世界の片隅に自分の居場所を見つけ出した。

 

 すずさんにとっての居場所は、寄り添ってくれる人の側だった。

 この世界の片隅に居場所を見つけるということは、寄り添える誰かを見つけるということと同じなのかもしれない。

 ◇ ◇ ◇ 

 もしも自分にそんな相手が見つかったのなら、

すずさんの夫となった周作さんのように、いつだって誠実に接すること。

自分を偽ったりごまかしたりしないこと。

誰よりも優しくすること。

 

 そういった事を忘れないようにしたいと思った。

婚活の記事を読んで、自分が結婚できない理由を考えてみる

 年の瀬にごくごく個人的な記事を書いてみる。書いたらさっさとネットの海に沈めるつもりで。

 最近、はてなブログのトップページで婚活の記事をよく見かける気がする。関心があるので目につくのかもしれないけれど。この記事を読んでいろいろ考えさせてもらった。

nenesan0102.hatenablog.com

 婚活って当然ながら「結婚したい」という基本線のある人同士が出会うのだけど、やっぱり当然ながらすぐに上手くいくものではない。

 みんなそれぞれの結婚したい理由を持って、時間をかけて大勢の人と会って相手を探している。

 かなりのエネルギーが必要なことだと思う。

 

 あと、婚活中の記事は見かけるけれど、もうひとつ気になるのは、婚活に成功した人は一体何を持って相手を決めたのだろうってこと。

 先日、身近でも婚活パーティで出会って結婚したという女性から話を聞く機会があった。30才から婚活5年。で、今年相手を見つけて半年でゴールインしたそうだ。

 決めては「特に不可のない人だと思った事」ってその女性は言っていた。

 まあ照れ隠し的な発言なのかもしれないけれど、婚活で相手を決めることの難しさも感じてしまう。

 でも数をこなして、たまたま偶然に向かいの席に座った相手と結婚に至ったのならば、それはそれで運命的な出会いと言っていい気もする。

 

 なんで婚活にこんなに興味津々なのかというと、私自身が独身だからだ。結婚したいのに出来ないまま40代になってしまった。

 先日も飲み会で、「お前なら結婚くらい出来るだろう。婚活しろ。」というような意味のことを言われた。なんで結婚できないのかは自分だって知らねーよって気分だが、やっぱり何か理由があるんだろう。 

 1つは草食系なんて言葉がなかったころからの根っからの草食系な性格があると思う。先日職場の後輩の女の子とお酒を飲みながら恋愛話をした時には「草食系すぎる!」と一刀両断された。 

 自分の周囲に過去いた女性達を振り返ってみるとどうだろう。 

 20代の頃は「結婚なんて人生の墓場」が口癖の女性が好きだった。

 30代の頃に想いを寄せていた女性には「私は一生結婚しないと思う」と言われた。

 40代の頃(今年)出会った女性は「私は猫と二人で生きていく」と言っていた。

 私は自立志向の高い女性を好きになる傾向があるんだろうか。ずっとこれまで望みのない戦いに時間を費やしてきたんだろうか。

 「結婚したい人」と「したくない人」はそもそも向いている方向が違うし、結局私にはその考えを動かす力がなかったということなんだけど。

◇ ◇ ◇ 

 今年も残りあと少し。でも人生は不思議なもので、こんな年の瀬にまた新しい出会いがあったりする。先のことは分からないとはいえ、良い出会いは人をとてもポジティブな気持ちにさせてくれるのだなあ、と思う。

◇ ◇ ◇

 ところで全然関係ないけど、パンダってとてもカップリングが難しい動物なんだそうだ。人間並みに相手を選ぶって、前に安住紳一郎がラジオで言っていた。パンダなんてみんな超かわいいんだから誰でもいいだろって感じだけど、なにかパンダなりの価値基準があるんでしょうね。

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新譜の感想 "Blue & Lonesome" The Rolling Stones ストーンズのブルースは本物だった

 正直ストーンズがブルースのカバーアルバムを出すと言われても全然興味が沸かなかったので、リリース日がきても全くスルーしてた。

 彼らのいかにも「ザ・ロックミュージシャン」といった風情や立ち居振る舞いは最強にカッコいいとは思うけど、音楽的にはそれほど好きな曲もなかったし。

 でもこの新作を聴いてみたらもう再生リピートが止まらなくなってしまった。聴くと気持ちがハイになってまた聴き直す。昨日も今日も朝からずーっと繰り返しこのアルバムばっかり聴いている。

 ブルースなんて廃れてしまった今の世に、すごいブルースアルバムが爆誕したのだと思った。

「ブルー&ロンサム」ザ・ローリング・ストーンズ

⑧ Hate to See You Go

 近頃のブルース・ミュージシャンは、エモーショナルかつテクニカルなプレイスタイルを両立させている人の人気が高いと思う。今年のデレク・トラックスの新譜なんかも素晴らしかった。

 対してストーンズのアルバムにあるのはエモーションのみだけど、それが他の追随を許さない、圧倒的なものだったってことだと思う。

 超大御所ミュージシャンにありがちな、枯れてるなんて表現とはほど遠い、ミック・ジャガーの歌声やブルースハープも、キース・リチャーズロン・ウッドがアンプから出すギターの音も、チャーリー・ワッツのドラムも、みんなすごく荒々しい。

 あと荒々しいだけではなくて、聴いているとまるで演者の近くにいるような生々しさも感じてしまう。

 プロデューサーであるドン・ウォズの力量もあるのだろうけど、たった3日でオーバーダビングなしで収録して、こんなにも心を揺さぶる音を作れるなんて。

 

 全く何を今さらだけど、ストーンズってやっぱりすごかった。圧縮されたデジタル音源を通してでも歌い手や演者の生々しいエモーションを伝えることが出来るのだ。

 エリック・クラプトンがゲスト参加しているのは⑥と⑫。特に⑫はミック・ジャガーに煽られて、この人は自分のアルバムでは枯れきってしまってるけど、まだこんなに情熱的な演奏ができるじゃない。

 1stシングルの①"I'm Just Your Fool"は、女に狂った男が「もし他の男が出来たら、おまえをショットガンで撃つ」って歌。

 なんつう歌詞だ。

 

 ともかく年の瀬にいいアルバムを聴けてよかった。ブルーでロンサムなクリスマスはこれで乗り切ろう。

ブルー&ロンサム

ブルー&ロンサム

 

 

都内・横浜の素適クリスマスツリー【2016年】

 なぜ人は、クリスマスツリーにこんなにも惹きつけられるのでしょうか。

 今年、東京都内と横浜で見られるクリスマスツリーを並べてみました。

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左上から順番に

 全長8メートルの本物のモミの木で出来たツリー。

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www.hikarie.jp

  • 東急百貨店渋谷本店「BALL ROOM TREE」

 「美女と野獣」でベルと野獣が初めて一緒に踊るボールルームのシーンをデザイン。これぞクリスマスツリーって感じでゴージャス。

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www.tokyu-dept.co.jp

 フランスをテーマにしたオーナメントや装飾を施したツリー。ここのイルミネーションはホントに綺麗。

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gardenplace.jp

 テーマは「深海のクリスマス」。天井にいるのはクラゲ。深海だけにひっそりした雰囲気。

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www.aquacity.jp

 ステンドグラス風のクリスマスツリー。ブルーを基調にふんわり色が変わる。

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www.venusfort.co.jp

 1800人のサンタを積み上げたツリー。ライトアップしてほしい。

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www.tokyo-midtown.com

 存在感ある時計が特徴のツリー。

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www.tokyo-midtown.com

 しばらく待っているとパァーと色が明るくなってキレイ。写真には写らなかったけど、遠くにライトアップされた東京タワーも見えます。

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 青・白・黄・赤にバルーンの色が変わる。

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www.roppongihills.com

 17時45分〜23時15分まで30分に1回、音楽に合わせてツリーが輝くようだけど、タイミングが合わず見られませんでした。

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UDX Illumination|AKIBAICHI | 秋葉原UDXレストラン & ショップ

  • 丸ビル「シュタールバウム家のクリスマス」

 くるみ割り人形の世界をイメージしたツリーだそう。プロジェクションマッピングが見られるので人でいっぱい。

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Marunouchi Bright Christmas

  • KITTE「ホワイトツリー」

 デカイ。30分に1回、ライトアッププログラムあり。

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jptower-kitte.jp

 ランドマークタワーくるみ割り人形がテーマ。プロジェクションマッピングのディレクターが同じ人なので同じ内容でしょうか。見てないけど。

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www.yokohama-landmark.jp

 ツリーの名前がちょっと恥ずかしい。ショータイムは17時30分から1時間に1回。

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www.qsy-tqc.jp

 光と音と映像が幻想的な世界観を織りなすクリスマスツリーとのことです。

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www.mec-markis.jp

 

以上です!

 

クリスマスソングの記事もあります。

映画の感想「ジムノペディに乱れる」ポルノを大スクリーンで観るという、古くて新しい体験

 「世界の中心で、愛をさけぶ「GO」でお馴染みの行定勲監督作品、板尾創路主演の「ジムノペディに乱れる」を観てきました。

 この作品は日活ロマンポルノ45周年記念の企画ということで、28年ぶりに制作された日活ロマンポルノの最新作です。現代の映画作家がポルノを撮ったらどのような映画が出来るのか?そんなテーマで作られた5作品の第1弾です。

 日活ロマンポルノとは、詳しい説明はウィキペディアを参照してもらうとして、簡単に言えば、70〜80年代の頃に街の映画館で上映してた日活オリジナルの成人映画です。少ない制作費や製作日数、10分に一度は濡れ場を入れることなどの縛りがあったものの、その他は自由な表現が許されていたようで、日活ロマンポルノから頭角を現した監督も多いとのこと。

日活ロマンポルノ - Wikipedia

 

 今回のリブート企画の5作品も全て以下のような条件のもと制作されたようです。

  • 縮尺80分前後
  • 撮影期間は1週間
  • 10分に1回の濡れ場
  • 完全オリジナル作品
  • 制作費は全作品一律
  • ロマンポルノ初監督

eiga.com

 ロマンポルノ全盛期、私は小中学生でした。記憶では普通に街にある映画館でロマンポルノを上映していて、かなりエロチックなポスターが通りに面して貼られてた気がします。そんな映画館の前を通る時は、いつもポスターから目をそらして歩いてたもんです。

 でもそんな私も、今ではチケット売り場の女性の目をまっすぐ見ながらポルノ映画の切符を買える立派な大人になりました!

  劇場に入ってみると、私が観た回の客層はおじいちゃんが多かった印象。テレビCMなんてやってないだろうに、どこで情報を仕入れたのだろう。アート映画をこよなく愛するご老人か、昔のロマンポルノを懐かしむ懐古派か、はたまた現役エロジジイか。

 しかしエロい映画を大スクリーンで大勢で観るというのは自分にとっては新しい体験だ。「いやいや、私はロマンポルノの芸術性に興味がありまして。」という表向きの顔をしつつ、観客みんな女性の裸が見たいという下心を共有してるのだ。

 

 映画ポスターのキャッチコピーは「おとなになっても、男は愛の未熟者」「男と女の永遠のテーマをエロティックに描く、漂白の一週間」

 主人公は映画監督。海外の映画賞を受賞した経験もある監督だけど、ヒット作はなく世間的にはほとんど無名。久しぶりにクランクインするも撮影は進まず、映画スタッフ、映画学校の生徒、新人女優と情事を重ねる一週間の物語。

 

 ここから先はネタバレ感想と濡れ場シーンの感想でエロ表現注意。

www.nikkatsu-romanporno.com

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 この映画は不器用なおっさんの愛についての物語なんだと思った。私自身が不器用なおっさんなので、観ていてすごく分かる部分がある。この主人公と違って全くモテないけど。

 多くの人は過去の経験から大体の見当をつけて人生に対処していくのだと思うけど、不器用な人っていちいち試してみないと合ってるかどうかが分からない。

 全てのことを1つ1つ試してみて上手くいかなくて、やっと理解するというか。

 この映画の主人公が正にそうだと思う。彼が情事に何を求めていたのかはラストで明らかにされるけど、そこに辿り着くまでいちいち周りの女性達を抱いて、自分の気持を試してみないと分からないのだ。

 でもそんなやり方では、分かった時には遅すぎてしまうこともある。不器用な人間にとって人生は、とても回り道で生きづらい。

 そしてそんな不器用で最低な男に対して、周囲の女性達はひたすら優しい。この無償で女性達が次々に体を与える展開は、リブート企画にふさわしいポルノの王道って感じがする。

 

 最後に、ポルノ映画の感想を述べるにあたって濡れ場の感想がないと片手落ちってもんだと思う。なのでいちばんお気に入りの美しいシーンをひとつ。

 芹那すみれ演じる映画学校の生徒が、彼氏に殴られて眼帯を付けている場面がある。眼帯女子の性的表現って、エヴァンゲリオンが最初だろうか。

 ともかく。眼帯をした彼女が主人公の前でワンピースを着たままパンツだけ脱ぐシーンがある。そしてベッドの上で足を開いて、スカートの中を見せる。

 そんな彼女を主人公はある「色」で表現する。

 その言葉に欲情して、身悶えしながら「入れて」と繰り返す彼女を前に、じっとスカートの中を見つめるだけの主人公。やがて彼女は見られていることだけで果ててしまう。

 これが個人的にいちばん良かったシーン。

 すごくいいですよね?

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