たゆたう暮らし

自分はとても関心があるけれど、世の中的にはそうでもないような事をここに書き記す。

NASAの管制室シーンで涙腺がゆるんでしまう映画7作品

 宇宙ものの映画によくある、NASAの管制室の場面ってすごくいいですよね。ロケット打ち上げに成功した時は立ち上がって拍手し、一転ピンチに陥ればみんなで悩み、そして大勢の努力で危機を脱した際には、歓声を上げて握手したりハグしたり、そんな一喜一憂する姿にはいつも目頭が熱くなります。

 最近リドリー・スコットの「オデッセイ」でウルウルしてしまったこともあり、NASAの管制室(ミッションコントロールセンターというそうです)でのドラマが観られる映画をまとめてみました。

 ※特にNASAに詳しいわけではないので、ミッションコントロールセンターについて知りたい方はウィキペディアで。

f:id:mbook999:20160306195402j:plain

ミッションコントロールセンター - Wikipedia

 

ライトスタッフ (1983)

 「レイダース」の脚本家でもあるフィリップ・カウフマン監督作品。1960年代、ロシアとアメリカが有人ロケットの打ち上げ競争をしていた頃、アメリカ初の宇宙飛行士に選ばれることになった男たちの物語。まだNASAが出来て間もない頃の、アナログ感満載な管制室を見ることが出来ます。

 3時間を超える上映時間の中で、管制室のシーンは中盤〜後半にちょっとしかないので、NASA管制室ものに分類するのは微妙ですが、映画としてはとにかく名作なので見て損はありません。

ライトスタッフ [DVD]

ライトスタッフ [DVD]

 

 

オデッセイ (2015)

 「エイリアン」「ブレードランナー」のリドリー・スコット監督作品。主演はマット・デイモン

 火星探査中にトラブルが発生し、ひとり火星に取り残されてしまった主人公が、ひたすらポジチブに、サバイバル生活を乗り切っていく近未来SF映画。主人公と地球のコミュニケーションは主にNASAの管制室で行われ、主人公の一難去ってまた一難な状況を、技術者たちが遠く離れた地球の管制室から見守り、救出計画に奔走する姿にウルウルします。主席管制官ショーン・ビーン

 

アポロ13 (1995)

 ロン・ハワード監督のこれぞ、ザ・管制室ムービー。酸素と電力が少ない宇宙船を帰還させようと、NASAの職員たちが、省エネシュミレーションを行ったり、ありあわせの素材で部品を組み立てたり、頭脳と技術を尽くすシーンは「オデッセイ」にもありましたが、こちらは史実です。

 主席管制官は、「ライトスタッフ」では宇宙飛行士役だった、エド・ハリス。滅多に感情を表さない冷静沈着な管制官ですが、帰還した宇宙飛行士(トム・ハンクス)と最後の交信が終了した瞬間の演技が最高です。 

アポロ13 [DVD]

アポロ13 [DVD]

 

 

スペースキャンプ (1986)

 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のリー・トンプソンが主演の良質お子様ムービー。

 NASAの体験学習に参加していたキッズたちが、人工知能ロボットのせいで本当にスペースシャトルで軌道上に打ち上げられてしまうという、夢あふれるお話です。

 キッズたちがで協力して地球に帰ろうと頑張る中、NASAの管制室は、緊急信号に気づかなかったり、余計な遠隔操作で更にピンチな状況を作り出したり、むしろトラブルメーカーな気がします。管制室の司令官はトム・スケリット

 ちなみにスター・ウォーズオタクの少年役でホアキン・フェニックスが出演してます。現在DVDは絶版状態らしく、レンタルするかテレビの再放送を待つしかないようです。

movies.yahoo.co.jp

宇宙からの脱出 (1969)

 「荒野の七人」「大脱走」でお馴染みのジョン・スタージェス監督作品。とはいっても冒険活劇の要素は全くありません。地球の軌道上から帰還できなくなった宇宙飛行士が、精神的に追い込まれていく様と、救出不可能と判断した管制室が、一転して救出プランを立案し実行に至るまでをサスペンス風に描いたドラマです。

 最近のSF映画を見慣れた目からするとかなり地味な作品ですが、ラストシーンで歓喜に包まれるNASAの管制室を描いたという意味では、パイオニア的映画ではないでしょうか。最初にこのテンプレを作ったのはどの映画(テレビ?)でしょうね。NASAの責任者は「ローマの休日」であまりにも有名なグレゴリー・ペック。  

 

アルマゲドン (1998)

 地球に接近する巨大な隕石に立ち向かうNASAと掘削工たちを描く、言わずと知れたブルース・ウィリス主演の大ヒット映画。

 大仰な演出や、めまぐるしいカットが受け付けない人には、観るのが苦痛な映画でもあります。

 大詰めの、なぜかやたらと薄暗い管制室で繰り広げられる、父と娘の交信シーンがこの映画のいちばんの見どころです。ここで泣けるかどうかでこの映画の評価は全く違ったものになるでしょう。NASAの指揮官はビリー・ボブ・ソーントン

 個人的には同年公開で、ずっとまじめに隕石衝突を描いた「ディープ・インパクト」の方が泣ける気がしますが、管制室シーンがちょっとしかないのが残念です。

アルマゲドン [Blu-ray]

アルマゲドン [Blu-ray]

 

 

スペースカウボーイ (2000)

 近年は、おじいちゃんの生き様をかっこ良く描くことでお馴染みの、クリント・イーストウッド監督・主演作品。ロシアの古い人工衛星が地上に落下するのを食い止めるため、旧式の人工衛星に詳しい昔のNASAの設計者たち(今はみんなおじいちゃん)が招集されます。

 イーストウッド監督の、複雑な心の機微や人間関係を描く手腕は本作でも十分発揮されています。前半はおじいちゃん達の憎まれ口の叩き合いが続きますが、これが後半のスペースシャトル船内と管制室での感動につながっていきます。

 いつもガムをくちゃくちゃしている主席管制官ウィリアム・ディヴェイン。日本ではテレビドラマ「24」のヘラー長官役が有名でしょうか。スペースシャトル発射前、管制室でのコンディションチェックの時に、ボールペンをカチカチしている姿など、渋い演技ですが心に残ります。  

スペース カウボーイ [Blu-ray]

スペース カウボーイ [Blu-ray]

 

 

 以上7作品、NASAの管制室シーンがある映画をチョイスしてみました。管制室シーンは絵が地味なので、どうしたって人の演技とドラマが主体になります。そのせいか主席管制官には名優やベテラン俳優が配役されていることが多いようです。

 飛び立つロケットを管制室のモニタで見ながら、「ゴー!ゴー!」と口にしてしまうシーンや、大気圏突入後に地上との通信が途絶えてヤキモキするシーン、ミッションが成功して歓声と共に書類を投げ上げるシーンなどなど、見飽きてるかもしれませんが、久しぶりに見たら思わずウルッとするかもしれませんよ。