たゆたう暮らし

自分はとても関心があるけれど、世の中的にはそうでもないような事をここに書き記す。

新譜の感想 "The Ghosts of Highway 20" Lucinda Williams

 グラミー受賞歴もあり、エルビス・コステロやG・ラヴなど多くのミュージシャンと共演していて、アメリカではそれなりにメジャーと思われる、ルシンダ・ウィリアムスの二年ぶりの新作。

 音楽のジャンルは、iTunesの自動分類では、ロック、カントリー、フォークあたり。x-アプリの分類ではオルタナティブ・カントリーだそうです。

 ちなみにamazonでは「ウィリアムス」、iTunesでは「ウィリアムズ」。どっちなんでしょうか。はてなのリンクでは「ウィリアムス」なので、こっちを採用します。

 カントリー基調のロック・サウンドに、年々しゃがれていく味わいのある歌声。そして、存在感のある複数台のギターによるバッキングとソロの長回しで彼女の楽曲は構成されています。 

 

 1998年のグラミー受賞アルバムから

Drunken Angel

Drunken Angel

  • ルシンダ・ウィリアムズ
  • ロック
  • ¥250

 そこそこヒットしたらしい過去シングル。マシュー・スウィートとバングルスのスザンナ・ホフスがゲスト参加。

Real Love

Real Love

  • ルシンダ・ウィリアムズ
  • ロック
  • ¥250

 

 さて本作ですが、アップテンポなカントリー・ロックは影を潜め、深いリバーブのかかったギターと、つぶやくような歌声の、とても静かな作品になってます。春間近のうららかな陽気のもとで聴くよりは、どんよりした曇り空と枯れ木が似合いそうなアルバムです。ブックレットには「父親たちの思い出に捧げる」と書かれており、そういう近況のもとに制作されたアルバムのようです。

 左右のチャンネルから独立して聴こえてくる二台のエレクトリック・ギターの演奏は、時にアンビエント、時にノイジーな雰囲気のとても素晴らしい音色であり、鍵盤楽器やストリングスなどの参加は一切なく、今まで以上にギターアルバムであるとも言えます。

 お気に入りは、Disc1 ①③⑥、Disc2 ①③④

 Disc2 ③はブルース・スプリングスティーンのカバー曲で、我々工場勤務者のアンセムとも言える"Factory"。死んだ目をして工場に通う父親を歌った歌詞でありながら、本アルバム中ではまだ明るい雰囲気の方であるという…。オーバードライブとトレモロのかかったギターの演奏がとても印象的です。 

 

Disc 2 ⑥ If There's A Heaven

vimeo.com

The Ghosts of Highway 20

The Ghosts of Highway 20