たゆたう暮らし

自分はとても関心があるけれど、世の中的にはそうでもないような事をここに書き記す。

横浜の歓楽街

今週のお題「好きな街」

 横浜駅から電車に乗って5分ちょっとの所に「日ノ出町」という駅がある。ぱっと見、駅前にはパチンコ屋と大通りがあるだけで、大型商業施設なども特にない。

 しかし降りてみると、駅からすぐ左手にはストリップ劇場。交差点を渡った正面にはポルノ映画館(しかも男色系)。そして大通り沿いには場外馬券場という、実は駅前からして相当ディープな街である。もしちょっとでも裏通りに入ってしまったら、酔っぱらいに「おにいちゃん、☓☓☓したいのか」と絡まれたり、アジア系の女性に「チョット、チョット」と執拗に腕を掴まれたり、黒服の客引きたちに次々と声をかけらたりしても仕方がない。

 この街に住みたいかと言われると微妙だけど、いわゆる「飲む打つ買う」を求めて、夜な夜な引き寄せられるように訪れる人は多いだろう。この街に住んだらきっと、欲望の赴くまま、お金を使い果たしてしまうに違いない。

 逆に、駅前から少し離れると、あちこちの飲食店からジャズの生演奏が聞こえてきたり、「ジャック&ベティ」なんていう名前のミニシアターがあったりして、文化的な雰囲気を感じたりもする。今は取り壊されてしまったけど、かつて永瀬正敏主演のドラマで、主人公の私立探偵が住み込んでいた、昭和の象徴のような古い映画館があったのもこの街。

 以前一度、暗い裏通りにある寿司屋に入ったら、食べようとするとノソノソ逃げていく、伊勢海老の活造りが出てきた。そんな隠れた名店も、探せばたくさんあるんだろう。

  文化と猥雑が、いまだ至近距離に混在する街。

  駅前を流れる川沿いでは、いつだって怪しげな風体の人々が、何をするでもなく野良猫と一緒に川面を眺めてる。でも4月だけは立ち並ぶ桜が満開になって、風光明媚な景色に変わる。

 

 そして最後に、前述のストリップ劇場を横目に、坂道をてくてく登って行くと、そこにあるのはなんと60年以上の歴史を持つ、かなり本格的な動物園。キリンやライオンを始め、90種類近くの動物が飼育されており、しかも入場無料。

 園内に入ってすぐに出迎えてくれるのはレッサーパンダ

 f:id:mbook999:20160312202130j:plain

 か、かわいい…。

 好きと言っていいのか悩むけど、ともかくここは、小学生の頃からちょくちょく訪れている街なのでした。