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たゆたう暮らし

自分はとても関心があるけれど、世の中的にはそうでもないような事をここに書き記す。

新譜の感想 "Change of Fortune" Soul Asylum;音楽がヒットするかどうかは運なのか

 90年代前半にヒットアルバムを出してから四半世紀。ついにオリジナルメンバーはボーカル/ソングライターのデイヴ・パーナーただ1人になってしまった、ソウル・アサイラムの新作が出た。

Change of Fortune

Change of Fortune

 深く歪ませたギターをかき鳴らすグランジサウンドに、耳障りの良いキャッチーなメロディを乗せるのが彼らのスタイルで、明るいアメリカン・ロックをBGMに流しておきたい時なんかはベストマッチなバンドかと思う。

Misery (1995)

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 反面、いまいち個性がないというか、悪くないけど、そんなに良くもないというか、競合ひしめくこの分野で、最近は埋もれてしまった気がしないでもない。

 とはいえ、個人的には前前作の "Silver Lining"(2006)は結構気に入って聴いていた。前作の "Delayed Reaction"(2012)は出ていることに気付かなかったのだけど、今さら聴いてみたら意外にメロディが良くて、なかなか好きな感じだった。

 

 そして今作は。

 まず「ライトでキャッチー」が持ち味のこのバンドにしては、かなりヘビーでハードな音になった。

 ① Supersonic

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 前作まではアルバムに必ず入っていた、彼ららしいメロウな曲もなくなった。

 オリジナルメンバーが1人になってしまったことが、良い方に転ぶか、そうでもないか。バンドの運勢が変化するよう願いを込めた、そんなアルバムタイトルが "Change of Fortune"なのかも。

 90年代にはグラミー賞も受賞し、メンバーを癌で失うという不幸も乗り越え、長い活動期間を通して、聴きやすくご機嫌な曲をずっと作り続けているこのバンド。

 実力は申し分ないけれど、結果として「売れる/売れない」というのはやっぱり運も重要な要素にあるのだろうか。

  とか考えてしまうアルバムタイトルであった。

 

 ジャケットはニホンザルが温泉でスマホを見ている写真。

 …なぜこの写真にしたのか知りたい。