たゆたう暮らし

自分はとても関心があるけれど、世の中的にはそうでもないような事をここに書き記す。

新譜の感想 "God Don't Never Change : The Songs of Blind Willie Johnson";宇宙人に聴かせたいブルース

 1977年に、NASAが宇宙探査の目的で打ち上げたボイジャー1号には、アナログレコードが積んでありました。

 NASAの誰かさんが、いつか探査機を拾った宇宙人に、地球の音楽を聴かせてあげたいと思ったんでしょう。

 そのレコードには、ベートーベンなどと一緒に、アメリカの古いブルースが収録されました。ブラインド・ウィリー・ジョンソンの "Dark Was rhe Night, Cold Was the Ground"という曲です。

 スライド・ギターと、唸るようなだみ声が、それはそれは寂しい響きで、宇宙の虚空で聴いた宇宙人も、きっとさみしくて泣いてしまうんじゃないかって曲です。

 せっかくの接近遭遇で、泣かせてどうする。NASA

Dark Was the Night, Cold Was the Ground

Dark Was the Night, Cold Was the Ground

  • Blind Willie Johnson
  • ブルース
  • ¥200

 

 そんな伝説のブルースマンゴスペルシンガー、そしてスライドギタリスト、ブラインド・ウィリー・ジョンソンのコンピアルバムが発売されました。

 なぜ今?というのは分かりませんが、とにかくすごいメンツです。

 

 1,9曲目は本家に負けないだみ声の、トム・ウェイツ。2,8曲目は先日ニュー・アルバムが出たばかりのシンガーソングライター、ルシンダ・ウィリアムス

John the Revelator

John the Revelator

  3曲目は現在最高峰のスライドギタリスト、デレク・トラックスと奥さんのスーザン・テデスキ。4曲目はカナダのオルタナ・カントリーバンド、カウボーイ・ジャンキーズ!6曲目にはシンニード・オコナー。

 

 そして10曲目は、元ローン・ジャスティス、マリア・マッキー!20年前、渋谷ON AIR EASTでのライブを観た人がいたら、思い出を語り合いたい(笑)。背中にちっちゃな羽根をつけて、テレキャスをかき鳴らすロックの天使でした。

 

 11曲目では、ボイジャーに乗せた歌をリッキー・リー・ジョーンズが歌います。前前作のカバーアルバム"The Devil You Know"に収録されてても良さそうな、ほぼ原曲をとどめないアレンジですが、これはこれで原曲よりほんのり暖かくて良い。

 

 

 レコード会社のホームページでは、ビデオ付きの長大なライナーノーツが公開されています。

 http://www.alligator.com/albums/God-Dont-Never-Change-The-Songs-Of-Blind-Willie-Johnson-CD/

 

  1. Tom Waits - The Soul of a Man
  2. Lucinda Williams - It’s Nobody’s Fault But Mine
  3. Derek Trucks & Susan Tedeschi - Keep Your Lamp Trimmed and Burning
  4. Cowboy Junkies - Jesus is Coming Soon
  5. The Blind Boys Of Alabama - Mother’s Children Have a Hard Time
  6. Sinéad O'Connor - Trouble Will Soon Be Over
  7. Luther Dickinson featuring The Rising Star Fife & Drum Band - Bye and Bye I’m Going to See the King
  8. Lucinda Williams - God Don't Never Change
  9. Tom Waits - John The Revelator
  10. Maria McKee - Let Your Light Shine on Me
  11. Rickie Lee Jones - Dark Was the Night-Cold Was the Ground

 

God Don't Never Change

God Don't Never Change