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たゆたう暮らし

自分はとても関心があるけれど、世の中的にはそうでもないような事をここに書き記す。

新譜の感想 "Heal My Soul" Jeff Healey;熱情を以って魂を癒すギタリスト

音楽

 ジミ・ヘンドリックススティーヴィー・レイ・ヴォーン、そしてジェフ・ヒーリー。ロックギターにあまりに魂を込めすぎると、早死にしてしまうのか。

 盲目にして、2008年に41才で他界した、ジェフ・ヒーリーのまさかの全曲未発表曲、完全スタジオ録音のニューアルバムが出ました。しかもかつてのThe Jeff Healey Bandを思わせる、ブルース・ロックアルバムとしての新作です。 

Heal My Soul

Heal My Soul

  • Jeff Healey
  • ブルース
  • ¥1800

  他のブルース系ギタリストと比べて、ジェフ・ヒーリーはギターの激しさも然ることながら、曲がアメリカン・ロック調でメロディアスであり、聴きやすいところが個人的には好きでした。80年代にはジョン・ハイアットのバラードをカバーして、ヒットさせたりもしています。

 

 1stアルバムに収録されていた曲で、ジャズ・フージョン系の名うてミュージシャン、マーカス・ミラーやオマー・ハキムと共演したこの映像を見たら、生前の彼の演奏の尋常ではない様子が伺えるのではないでしょうか。

www.youtube.com

 もちろんスタジオ録音は、ここまで激しいものではないけれど、元来がこんな気性のせいか、どうしたってスポイルしきれない熱情が、彼のアルバムからはにじみ出てきている気がします。

 凄まじい技巧派でありながら、彼のギタースタイルは、テクニカルやメカニカルといった形容詞とは対極の位置にあります。

 エリック・クラプトンジョン・メイヤーも同じくブルース・ロック界のスーパーギタリストですが、ライブでのパフォーマンスはとても素晴らしいのに、アルバムで聴く彼らのギターがなんか大人しくて物足りなく感じるのと、ずいぶん違います。

 

 今回のニューアルバムの発売日は3月25日。命日の二週間後であり、彼の50回目の誕生日を記念したものだそうです。

 ニューアルバムのトレイラーがこちら。

 1曲目のイントロから、もう何かがほとばしってます。

 ③ "Baby  Blue"はアコースティックなイントロから始まる、ゆったりとしたアメリカン・ロックナンバー。個人的にはベストトラックの1つ。

 ④  "I Misunderstood"は、リチャード・トンプソンのカバー曲。特にヒット曲でもないと思いますが、なぜ選曲したのかライナーノーツがあれば読みたい。

 

 その他も、全曲を通して、ヘヴィーな曲と、センチメンタルでアコースティックな曲がバランスよく収録された、非常に良いアメリカン・ロックのアルバムです。

 

 アルバム・タイトルは"Heal My Soul"

 彼の激しく熱情的なギターの響きは、今でも私たちを癒やし続けてくれるってことだと思います。

Heal My Soul

Heal My Soul