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たゆたう暮らし

自分はとても関心があるけれど、世の中的にはそうでもないような事をここに書き記す。

映画の感想「ミラクル・ニール!」かわいいオッサンは正義

 主人公役のサイモン・ペッグ は、はっきり言って私と同世代である。しかるに40代中頃のオッサンでありながら、あのかわいいキャラはズルくないだろうか。

 原題は"Absolutery Anything" 「ホントに何でも」出来るとしたら、オッサンは何をするのか。

 まだ公開直後なので、あまりネタバレにならないように感想を書きたいと思います。

 まあ、冒頭の感想しかないんですが。

 

 NASAが打ち上げた探査船を拾った宇宙人が、「地球人ってしょーもなさそうだから滅ぼそう」とか会議するところからお話は始まります。

 ただし宇宙ルールでは、星を滅ぼす前には一定の猶予期間が必要らしく、種族の代表に何でも願いが叶う力を持たせて、自らを是正するチャンスが与えられるのです。 

 そんなことは知らずに、宇宙人から右手を振るだけでなんでも願いが叶う能力を与えられた主人公。ワンコと二人暮らしの学校の先生です。

 右手の力を使い、とりあえず合衆国大統領になってみて一瞬で辞めた後、主人公が願うのは自分の身近なことばかり。上司に好かれたいとか、チ◯コを大きくしたいとか、ワンコと話したいとか、ケイト・ベッキンセイルの部屋を覗きたいとか。

 40代なのに、そんなガキっぽい発想しか出てこないことにとても共感を感じます。

 映画に登場する、主人公の恋のライバルみたいな人も全くの同世代だが、彼の願いは更にひどい。(詳しくは映画でどうぞ)

 

 世間的には「不惑」だとか「初老」だとかいう言葉が付きまとう世代の登場人物たちと私。

 40代といえば、それなりの人生経験を積み、家族を持ち、発言には含蓄があって、ソツなく、ダンディで、機知に富んだ、そんなおじさま像があるべき姿なのかもしれない。

 なんて言ってて悲しくなってくる、そんな理想像には一個もあてはまらない自分。

 

 でもこの作品では、大人っぽい大人になれなかったオッサンを面白おかしく描いてはいるけれど、別に否定しているわけではなく。

 「まあ、ダメなオッサンでもいいことあるよ」的な。

 コメディの持つ、観る人を楽天的な気分にさせてくれるパワーを、この映画はちゃんと備えていると思いました。

 

 これからは下世話な願望にも素直になって、かわいいオッサンを目指そう。(無理)

 

 ワンコの声は、ロビン・ウィリアムスの最後の出演。声が若い。

 宇宙人の声は、テリー・ギリアムエリック・アイドルといったモンティ・パイソン集団の人たちです。

 

 ちなみに予告編では、主人公とワンコのコンビものみたいな印象もありますが、実際の作品にはそういう要素はほとんどありません。最初から最後までオッサンたちを笑う、ゆる〜いコメディ映画です。