たゆたう暮らし

自分はとても関心があるけれど、世の中的にはそうでもないような事をここに書き記す。

本州最南端へ

 JR和歌山駅前を出発して、阪和自動車道を真っ直ぐ南へ1時間半程度。白浜温泉に到着。

 遠い故郷の関東は台風9号によって暴風雨に見舞われているようだけど、和歌山はいたって快晴。というか、かなり暑い。

 白浜と言えばパンダの群れが飼育されているという動物園が有名で、癒しを切実に必要としている身とすれば、かなり見たいとは思ったのだけど、チケット売り場で「大人一枚」と言う勇気がないのでやめた。実のところ、一人動物園までは経験済みなのだけど、流石にここの入場料4,100円分を一人で満喫出来る自信はなかった。

 

 代わりに訪れたのは、白浜の二大名勝地、千畳敷と三段壁。

 千畳敷は西の海に面した特長ある岩肌で、きっと夕陽がいい感じなんだろうなと思って行ったら、案の定、「日本の夕陽百選」に選出されているとのことだった。でもこの日は遥か沖の台風10号の影響か、水平線は雲に覆われてしまってた。

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 三段壁の方は何だかやたら「恋人の聖地」というキャッチフレーズを推しているらしく、鬱陶しいくらいあちこちにのぼりや看板が置いてあった。どんな謂れがあるのかは知らないけれど、思うにきっと、昔多くの恋人達が手を繋ぎながら身投げしたんだろう。

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 この看板の下に「恋人の聖地」と表示するくらい、すごく普及させたいんですね。

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 泊まった宿の成分表によると、白浜温泉の泉質は、含二酸化炭素ーナトリウムー塩化物強塩温泉(高張性・中性・高温泉)とのこと。少し硫黄臭のある白濁したお湯で、湯温はあんまり熱くなくてちょうど良い感じでした。

 

 次の日。白浜を離れてそのまま海岸線に沿って南下。アップダウンと急カーブの連続で、私の運転技術ではお手上げの道だったけど、なんとか和歌山県の先っぽ、本州最南端に到着。

 特に名勝地ではないけど、もうこの先には何もないという場所で海を眺めるのは何だかロマン。

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 外海から打ちつける荒々しい波や、遠くを航海する船を見たりしてると、何時だってどこか遠くに行きたい気持ちが湧き上がってくるもんです。

 もう遠くに来てるけど、そうじゃなくて。

 旅ではなく遠いどこかで生活したい、みたいな。

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 現実逃避だけど、まあ旅なんて一時の現実逃避を楽しむものでしょう。

 ともあれ、私の最南端コレクションが一つ増えた。(と言っても二つだけだけど。)

 

 ちなみにもうひとつの最南端。

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 さて、最南端を出発して、今度は東の海岸線を北上 。1時間程度で、とても静謐な神社に到着した。世界遺産なのに人影はまばら。

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 熊野速玉大社。ついに熊野古道までやってきてしまった。